桃栗三年 柿八年 柚子は九年で花盛り 梅はすいとて十三年
収穫までの年月はそれ相応の時がかかるものですね。
ものの手習いにも言えるのではないのでしょうか?
植物はその営みに寄り道も、近道も、まして止めることはありません。
一方、人間の手習いなどは近道した挙句に止めたりします。それは人間がその人生を選択できるからですね。
私はここで武士道について考えてしまいます。武士道は封建制度が生んだものである事は歴史的事実です。
身分制度は出生で決まるわけで、つまり選択はできません。
この点において武士は桃栗と同じです。
武術習得も斯道の得とくも時間かかるわけですが、この時間が極めて重要なのだと思います。
桃栗等の天然物の様に、時間をかけ自然と実れば良いのではないでしょうか?
桃栗三年武士何年・・・